格安SIMを契約するにあたり、月額料金の安さや速度の速さなど求める部分は人によって違う。そもそも、スマホの使い方自体人によってバラバラだ。
ほとんど電話しか使わない人もいれば、ゲームアプリで何時間も遊ぶような人もいる。今回紹介するBIGLOBEモバイルは、スマホで音楽や動画を楽しむ機会が多い人におすすめだ。
BIGLOBEモバイルは、エンタメフリー・オプションの利用でYouTubeやApple Musicなどが使い放題になる。今回は、BIGLOBEモバイルのメリットとデメリットをチェックしていこう。
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BIGLOBEモバイルはBIGLOBEが手がける格安SIM
BIGLOBEモバイルは、BIGLOBEが手がける格安SIMだ。元々はBIGLOBE SIMという名前だったが、リニューアルされて名前がBIGLOBEモバイルに変更となっている。
BIGLOBE SIM時代はドコモ回線のSIMのみが提供されていたが、BIGLOBEモバイルへのリニューアル後はBIGLOBEがauに買収されたこともあってかau回線のタイプAも選べるようになっている。
BIGLOBEモバイルの料金プラン
BIGLOBEモバイルの料金プランは、選べる通信量が比較的多めになっている。
タイプD:データ通信専用SIM(税抜) タイプA:SMS対応SIM(税抜) |
タイプD:SMS対応SIM(税抜) | タイプD、タイプA:音声通話対応SIM(税抜) | |
1GB | × | × | 1,400円 |
3GB | 900円 | 1,020円 | 1,600円 |
6GB | 1,450円 | 1,570円 | 2,150円 |
12GB | 2,700円 | 2,820円 | 3,400円 |
20GB | 4,500円 | 4,620円 | 5,200円 |
30GB | 6,750円 | 6,870円 | 7,450円 |
タイプAではデータ通信専用SIMが提供されていない。これはMVNO向けに提供されているau回線のSIMカード自体にデータ通信専用SIMがないためだろう。
代わりに、タイプAではドコモ回線のタイプDにおけるデータ通信専用SIMと同じ月額料金でSMS対応SIMを利用できる。
そして一つプランで注意したいのは、1GBプランは音声通話対応SIMでしか契約できないことだ。
次項で詳しく解説するエンタメフリー・オプションも適用できないので、基本的に1GBプランはスルーして3GB以上のプランで契約することをおすすめしたい。
1GBプランを契約したいなら、よほどの事情がない限りDMM mobileなど他社で契約した方がお得になる。
固定回線のBIGLOBEユーザーならセット割も適用可能
BIGLOBEモバイルは、自宅の固定回線のプロバイダでBIGLOBEを利用していたり光コラボレーションで「ビッグローブ光」を利用していたりすればセット割を適用できる。
100〜300円程度月額料金が節約できるので、BIGLOBEユーザーはスマホもBIGLOBEモバイルに乗り換えるのが良いだろう。
BIGLOBEモバイルを選ぶメリット
続いて、BIGLOBEモバイルを契約するメリットをチェックしていこう。
BIGLOBEモバイルは、なんと言ってもエンタメフリー・オプションの存在が強みだ。またBIGLOBEという大手が展開しているので、信頼性も高い。
ドコモ回線とau回線を選んで契約できる
BIGLOBEモバイルでは、ドコモ回線のタイプDとau回線のタイプAを選んで契約できる。つまりドコモ端末とau端末を使い回せるのが強みだ。
特別な事情がないのであれば、キャリアから格安SIMへの乗り換えにあたり、端末代は高くつくのでできれば支払いたくないものだ。
ドコモ端末やau端末をBIGLOBEモバイルで使えるのは、大きなメリットとなる。ただしau端末はVoLTE対応端末のみ、SIMロックの解除が必須なので注意しよう。
エンタメフリー・オプションで動画・音楽使い放題
BIGLOBEモバイルの目玉がエンタメフリー・オプションだ。正直このオプションの登場前は微妙な面が多かったBIGLOBEモバイルだが、エンタメフリー・オプションの登場で一気におすすめ度が増している。
エンタメフリー・オプションは音声通話SIMなら月額480円(税抜)、データSIMなら月額980円(税抜)の追加料金で適用できる。
適用後は、
- YouTube
- AbemaTV
- AWA
- Apple Music
- Amazon Music
- GooglePlay Music
- Spotify
- U-NEXT
- jp
- YouTube Kids
これらのサービスの利用において発生する通信量がカウントフリー、つまり使い放題になるのだ。
動画や音楽は、使えば使うほど通信量を消費するサービスだ。エンタメフリー・オプションさえ契約していれば、通信量を大幅に削減できる。
ゲームアプリなどをたくさん利用するのでなければ、多くの場合3GBや6GBに通信量を抑えられるだろう。
エンタメフリー・オプションは、BIGLOBEモバイル契約にあたって見逃せないメリットだ。
最大5回線での容量シェアができる!
BIGLOBEモバイルは、最大5回戦までで容量シェアをすることもできる。これにどんなメリットがあるかというと、家族での乗り換えだ。
5人までの家族なら、BIGLOBEモバイルに乗り換えることでさらにスマホ代を節約できるのである。数十円〜数百円程度のわずかな差ではあるが、節約を追求するなら活用しよう。
BIGLOBEモバイルの注意したいデメリット
BIGLOBEモバイルにはいくつかデメリットもある。他社にはよく用意されているサービスがBIGLOBEモバイルにはなかったりするので、しっかり確認しておこう。
通信速度は混雑時に下がってしまう
BIGLOBEモバイルの通信速度は、回線が混雑している時間帯もある。ドコモやauから回線帯域の一部を借りているサービスであるため、利用者が多いと混み合いやすい。
お昼や夜などは速度が下がり、快適に動画などのコンテンツを楽しめないこともあるので注意しよう。
低速モードを使えないのは残念
BIGLOBEモバイルでは、IIJmioやmineo、OCNモバイルONEや楽天モバイルなど多くのMVNOで使える低速モードが利用できない。
低速モードがないので、SNSを利用するときや回線の混雑時などに通信量を節約できないのが残念なポイントだ。
ただしエンタメフリー・オプションを契約すれば大容量のデータを消費する動画や音楽のアプリで通信量を節約できるので、もはやそこまで大きなデメリットではない。
端末をセット購入できるが分割払いのみ
BIGLOBEモバイルでは、ZenFone 4やarrows M04など様々なSIMフリースマートフォンをセット購入することもできる。iPhoneも販売されている。
しかしこれらは、一括購入ができず分割購入に限られている。分割で2年間かけて端末代を支払うのは少々不便だ。
BIGLOBEモバイルでSIMフリースマホを使うなら、家電量販店などで購入したものを使うのがおすすめである。
通話オプション2種類は人を選ぶ内容
BIGLOBEモバイルでは3分かけ放題や60分の通話定額オプションを月額650円で契約できる。
他社では5分かけ放題や10分かけ放題が展開されていて、それらに比べて料金が安いものの通話の分数も短くなる。
通話オプションについては人を選ぶ内容だ。通話時間が長い人には、あまりBIGLOBEモバイルはおすすめできない。
BIGLOBEモバイルはどんな人におすすめ?
BIGLOBEモバイルには、様々なメリットとデメリットがあった。
これらを踏まえつつ、BIGLOBEモバイルがどんな人におすすめかをチェックしていこう。
自宅でBIGLOBEを使っている人
自宅でBIGLOBEのプロバイダや光コラボレーションを利用しているなら、スマホの回線代も割引にできる。
自宅でBIGLOBEを現在契約しているなら、BIGLOBEモバイルへの乗り換えがおすすめだ。
スマホで動画や音楽を楽しむ機会が多い人
BIGLOBEモバイルは、エンタメフリー・オプションの存在が魅力。他社ではこのような豪華な通信量節約オプションが用意されていない。
スマホでYouTubeなどの動画アプリやApple Musicなどの音楽アプリを活用する人は、BIGLOBEモバイルへ乗り換えるのが良いだろう。
まとめ
BIGLOBEモバイルは、なんと言ってもエンタメフリー・オプションの存在が魅力だ。
動画や音楽をスマホで楽しむ機会が多い人にとって、BIGLOBEモバイルは心強い味方となるだろう。
また自宅でBIGLOBEのプロバイダなどを契約している人にも、BIGLOBEモバイルはおすすめだ。
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